小学生の支援

幼児期に発症した吃音が就学後も残存すると、基本的にその症状を0にすることは難しいとされています。

しかし、流暢性を向上し発話症状を軽減させることや苦手場面を作らないこと、吃音に悩むことなく学校生活を送れるようにすること、など支援できることは様々あります。

本オンライン吃音相談では①流暢性の向上 ②心理的側面の悪化予防 ③環境調整 の3つを軸に、お子さんが楽しく学校生活送り、そして吃音にとらわれることなく中学生・高校生へと健やかに成長していくことができるよう支援を行っていきます。

あくまで個人的な見解ですが、学齢期の吃音が思春期以降に及ぼす影響はとても大きいと考えられます。成人吃音の臨床をしていると、発話症状つまりどもること自体は決して目立つほどではないにも関わらず、自身の話し方に対して著しく自身を喪失している方や、「どもるのではないか」という不安が強い方、特定の場面でのみ症状が顕著に表れる方が少なくありません。成人吃音の問題は発話症状だけでなく、「予期不安」や「回避」などの心理・行動面にまで及びます。

 

このどもることへの不安はどもったせいで生じた「失敗」を経験する中で、抱くようになるものであると考えられます。この「失敗」は他者との集団生活が始まる学齢期から経験しやすく、この時期の失敗経験はいわゆるトラウマになりやすいのではないでしょうか。

 

本オンライン吃音相談では、上記の3つを軸に吃音による「失敗体験」を最小限にし、発話症状だけでなく吃音の心理的側面の進展・悪化を防ぐことで、お子さんが楽しく幸せな人生を歩むためのサポートを行います。


学齢期以降は生得的な要因および環境の要因により、同じ吃音のあるお子さんでもその状況は多種多様です。

近年の吃音支援はCALMSモデルなどの多面的モデルに基づいてに行うことが主流であり、本オンライン吃音相談でも吃音検査やアンケートなどによる評価に基づいて、お子さんごとに支援方針を決定していきます。

基本的にはまず初回評価を行い、その後保護者様に、中学年以降のお子さまについてはご本人にも吃音について正しい知識を身につけていただきます。その後、現在の生活環境への働きかけ、および発話症状の軽減を目指した訓練を開始します。

 

訓練は、こちらの指導に基づいて自宅で課題に取り組んでいただき、その進捗をセッションごとに確認し次のステップへ進んでいくという流れで進んでいきます。

セッションの頻度は初回から1カ月~2カ月は週1回程度、その後月2回、月1回と頻度を少なくしていき最終的に終了となります。


具体的な訓練内容等につきましては別途資料を交えてご説明いたしますので、お問い合わせの上是非一度無料相談をご利用ください。