Q&A

吃音のことや吃音相談についてQ&A形式でまとめています。


Q1. 吃音ってなんですか?

A. 吃音(きつおん)は滑らかに話すことができない発話の障害です。「ここここんにちは」と一言目を繰り返してしまったり、「・・・・こんにちは」と一言が出てこなかったりと、症状は様々です.

 

Q2. 吃音の原因は?

A. 残念ながら明確な原因は明らかとなっていません。しかし、話すことをコントロールしている脳の部位の構造や働きが吃音

 のある人とない人とでは異なることがわかってきています。「親の育て方」「ストレス」「緊張」などが原因だと誤解され

 ている部分が少なからずありますが、生まれつきの体質による影響が大きく「吃音=脳の問題」という認識が正しいと言え

 ます。 詳しくはこちら。

 

Q3. 吃音は治るの?

A. 多くは3歳ごろに発症し、その多くは小学校入学前頃までに自然治癒します。治癒せずに小学校入学以降も症状が残ってし

 まった場合は、残念ながら完治することは難しいです。

 

Q4. 言語聴覚士は吃音のある人に何をするの?

A. 発症後間もない場合は、親御さんを介したアプローチを通して「完治」を目指した支援を行います。リッカムプログラムや

 環境調整などいくつかの方法があります。就学以降は吃音の症状を軽減できるよう、話し方の訓練を行います。また、近年

 は話し方そのものだけではなく、吃音に対する考え方を変えたり話すことへの不安を軽減することを目的とした認知行動療

 法が行われるようになってきています。

 

Q5. オンライン吃音相談では何をしてくれるの?

A. オンライン吃音相談では、ご本人や保護者様の吃音に関する悩み相談、発話症状の軽減やQOLの向上を目指した支援を行い

 ます.継続支援の場合はまずは簡単な検査を通してご自身の吃音を客観的に知っていただくことから始めます。また、吃音に

 関する科学的に正しい知識を知っていただき、ご自身の吃音と正しく向き合うためのお手伝いをします。インターネット上

 には様々な情報が溢れており、中には吃音のある人の不安を助長するようなものも少なくありません。そのような情報にと

 らわれず正しい認識を持つことも大切です。継続支援の具体的な内容につきましてはこちらをご覧いただくか、直接お問い

 合わせください.

 

Q6. 継続支援はどのくらいの頻度と期間が目安なの?

A. ご相談者様の発話症状や困りごとの程度にもよりますが、通常医療機関では1回20-30分のセッションを月1-2回行います .

 明確な終了期間をお示しすることは難しいですが、継続支援ご希望の場合は目標の設定と共有を行なった上で、終了期間の

 目安をお伝えします.

 

Q7. 検査は何をするの?

A. まずは相談者様の吃音に関わる情報を整理するためのアンケートにお答えいただきます.その後文章の音読や絵の説明、 

 会話などの課題を通して吃音の発話症状の把握を行います.また、心理面の評価のためのアンケートにお答えただく場合も

 ございます.

 

Q8. 医療機関でないのに吃音の指導をしても問題ないの?

A.  言語聴覚士法の第42四十二条では「言語聴覚士は、保健師助産師看護師法第三十一条第一項及び第三十二条の規定に関わ

 らず、診療の補助として、医師または歯科医師の指示の下に、嚥下訓練、人工内耳の調整その他厚生労働省令で定める行為

 を行うことを業とすることができる」とあります. そのため「嚥下訓練、人工内耳の調整その他厚生労働省令で定める行

 為」以外は、医療機関でなくとも言語聴覚士は言語聴覚士の名称を用いながら、訓練などを行うことが可能であると考えら

 れます.

 ただし、言語聴覚士法第四十三条で、「言語聴覚士は、その業務を行うに当たって、音声機能、言語機能又は聴覚に障害の

 ある者に主治の医師又は歯科医師がある場合には、その指導を受けなければならない」とあります.そのため、現在は他の

 言語障害や発達障害等のある方の相談は受け付けておりません.